プレスリリース(旧ワイモバイル) 2014年

通信機能付きガスメーター向け
超低消費電力PHSチップセットを実装した通信端末の販売について

2014年9月12日
ワイモバイル株式会社

ワイモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO エリック・ガン)は、Aライン対応の通信機能付きガスメーター向けに超低消費電力PHSチップセット(以下「超低消費電力チップセット」)を実装した通信端末「Pa-NCU」を2014年10月より各ガス会社向けに販売をいたします。
これまでのガスメーターの通信システムはご家庭の固定電話回線を使用しており、家庭での通信回線の種類、サービスの多様化、契約変更などにより、永続的にお客さまの回線を利用することが年々困難な状況にありました。「Pa-NCU」は、お客さまのご家庭の電話回線を使用することなく設置が可能で、PHS回線で直接ガス会社の通信センターに接続できます。また、「Pa-NCU」は「超低消費電力チップセット」の採用および独自の待受動作により、リチウム電池(2,400mAh/3V)4本で10年以上駆動できます。
今回の汎用的なガスメーターに対応した「Pa-NCU」の販売により、全国の都市ガス各社への広がりが期待されます。

また、「Pa-NCU」は大阪ガス株式会社が2014年10月1日(水)からサービスを開始する新サービス「るるるコールM」での採用が決定しております。

「超低消費電力チップセット」、「Aライン対応の通信機能付きガスメーター」および「るるるコールM」に関する詳細は以下のとおりです。

「超低消費電力チップセット」について

「超低消費電力チップセット」とは、PHS通信を行うための中核部品で、2011年12月に株式会社ウィルコム(現 ワイモバイル)が開発しました。PHSは「省電力」という特長がありますが、「超低消費電力チップセット」では、さらなる消費電力の削減を実現し、通常のPHSチップセットと比較し、約1/4程度の消費電力での動作が可能になり、リチウム電池(2,400mAh/3V)3本~4本(※ガスメーターと通信するインターフェースにより、リチウム電池の数は異なります)で10年以上駆動できます。

「Aライン対応の通信機能付きガスメーター」について(ご参考)

Aラインは、従来の通信機能付都市ガスメーターに搭載されている8ビット電文型の電流信号の通信インターフェイスのこと。現在では、都市ガスメーターだけでなく、通信機能付の水道メーターにも使用されている。

大阪ガス株式会社の提供する「るるるコールM」について(ご参考)

「るるるコールM」とは、大阪ガスが1992年より提供している「るるるコール」(“ついうっかり” のガスのつけっぱなし等に対応し、「ガス消し忘れ時の自動通報(電話でのご連絡)」や「ガスの遠隔しゃ断」を行うサービス。2014年3月時点で約23万戸に提供中。)をリニューアルしたサービスで、2014年10月1日より提供予定です。「るるるコールM」には、携帯電話・スマートフォンのメールを活用したサービスや、離れて暮らすご家族の見守り機能等が新しく搭載されます。

通信端末「Pa-NCU」

Pa-NCU

ガスメーターへの設置イメージおよび「るるるコールM」サービスイメージ

ガスメーターへの設置イメージ

「るるるコールM」サービスイメージ

  • 「Pa-NCU」は東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社との共同開発です。

以上

  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。