格安SIMはデメリットが多い?メリットやサービスの選び方、おすすめの格安SIMを紹介
格安SIMは大手キャリアよりも月額料金を抑えられますが、デメリットもあります。そのため、格安SIMを選ぶときは、デメリットを理解したうえで、ご自身に合った携帯電話会社や料金プランを選ぶことが重要です。
本記事では、格安SIMのデメリットやメリット、サービスの選び方をわかりやすく解説します。
また、おすすめの格安SIMも紹介するので、格安SIMを検討している方は、参考にしてください。
格安SIMのデメリットとは?
格安SIMとは、大手キャリアに比べて月額料金が抑えられる携帯電話会社のSIMカードやeSIMのことです。
SIMカードとは、電話番号や加入者の情報など、通信、通話機能を使うために必要な情報を記録しているICカードのことで、eSIMはスマホの中に埋め込まれた本体一体型のSIMを指します。
おトクな料金のSIMを使うことで、毎月のスマホ代を節約できます。
なお、携帯電話会社には自社で回線網を持つ事業者であるMNO(Mobile Network Operator)と、MNOからネットワークを借りてサービスを提供するMVNO(Mobile Virtual Network Operator)の2種類があります。
MNO、MVNOのどちらも格安SIMを提供していますが、MVNOの場合、以下のようなデメリットが考えられます。
- 通信品質が不安定なときがある
- キャリアメールが使えない場合がある
- 対面サポートを受けらない場合がある
- 自分でスマホの用意が必要な場合がある
- 機種によっては利用できない可能性がある
- 初期設定を自分でおこなう必要がある
- 格安SIM提供の電話アプリは特定の番号に発信できない場合がある
上記のデメリットを順番に解説します。
通信品質が不安定なときがある
MVNO提供の格安SIMを利用した場合、ネットワークをMNOから借りているため、通退勤時間帯や夜間など、混雑しやすい特定の時間帯だと、通信品質が不安定になる場合があります。
そのため、MVNOの格安SIMだと、インターネットが遅い、あるいはつながりにくいなどのトラブルが起きてしまう可能性もあります。
なお、ワイモバイルは格安SIMですがMNOなので通信品質は高く、MVNOに比べて快適にインターネットを利用できます。
キャリアメールが使えない場合がある
格安SIMだとキャリアメールの提供がない、あるいは有料のケースがあります。
ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアでは月額無料で使用できるキャリアメールが、格安SIMで提供していない、または提供していても有料の場合があります。
対面サポートを受けられない場合がある
格安SIMの多くは、インターネットだけで申し込みが完結します。その中でも実店舗をもたない携帯電話会社は、サポートは電話やメールが中心なので、対面でのサポートが受けられない場合があります。
格安SIMへののりかえには、MNPの手続きやSIMロックの解除など、自分でおこなう手続きがあるので、対面サポートを受けられない場合は不便に感じることもあるでしょう。
なかには格安SIMでありながらワイモバイルのように実店舗がある場合もあるので、トラブルなどがあった際に対面でのサポートを受けたい方は実店舗を持った携帯電話会社を選ぶのも良いかもしれません。
自分でスマホの用意が必要な場合がある
格安SIMはSIMカードの販売のみおこなわれている場合もあり、その場合、自分でスマホを用意する必要があります。現在使用中のスマホを継続して使用するか、新しくスマホを購入するかあらかじめ決めておきましょう。
なお、中古のスマホを購入する場合は、赤ロムに注意します。赤ロムとは、前の所有者がスマホの支払いを済ませていない等の理由により、ネットワークの利用制限が携帯電話会社によってかけられたスマホのことです。
格安SIMでSIMカードを購入しても、スマホが赤ロムだと通話やインターネットが利用できません。中古のスマホを購入する際は、端末ごとに割り振られている製造番号を確認して、携帯電話会社のサイトで、赤ロムでないことを確認しましょう。
各携帯電話会社のサイトは次の通りです。
- ソフトバンク(ワイモバイルと共通)
- au(UQと共通)
- docomo
- Rakuten Mobile
機種によっては利用できない可能性がある
機種の周波数帯(バンド)によっては、格安SIMが利用できない可能性があります。
周波数帯とは、スマホや携帯電話が使用する電波のことで、携帯電話会社ごとに対応している周波数帯が異なります。また、機種によっても対応できる周波数帯が異なるので、事前に確認が必要です。
格安SIMを販売している携帯電話会社のホームページで、対応しているスマホを確認しておきましょう。
初期設定を自分でおこなう必要がある
格安SIMでSIMカードを購入したり、eSIMを申し込んだりすると、初期設定を自分でおこなう必要があります。
例えば、契約した格安SIMの通信サービスを利用するために必要なAPN設定や、現在使っているスマホから新しいスマホへのデータ移行作業などが該当します。
アプリによってはデータ移行とは別に、アカウントの引き継ぎ作業があるので、事前に各社のホームページなどで確認した上で購入を検討しましょう。
格安SIM提供の電話アプリは特定の番号に発信できない場合がある
音声通話を提供していない格安SIMの場合、格安SIM提供の電話アプリでは、「110」や「119」などの特定の番号に発信できない場合があります。
発信できない番号の一例
- 「110」や「119」などの3桁の電話番号
- 「0120」や「0800」から始まる電話番号
- 「0570」から始まる電話番号など
また、使用するアプリによって、発信できない番号は異なるため、使用前に必ず確認してください。
格安SIMのメリット
格安SIMにはデメリットもありますが、次のようなメリットもあります。
- 月額料金が抑えられる
- インターネットで契約が完結する
- デュアルSIMとして活用すると便利
上記のメリットを順番に解説します。
月額料金が抑えられる
格安SIMのメリットのひとつは、大手キャリアに比べて月額料金を抑えられることです。
MVNOが提供する格安SIMはネットワークをMNOから借り、設備にコストがかかっていないため、月額料金が抑えられている傾向があります。
そのため、無駄な出費を減らすことも可能です。
スマホの月額料金を節約したい方は、格安SIMを検討してみてもいいでしょう。
インターネットで契約が完結する
多くの格安SIMはインターネットで契約が完結します。
24時間いつでも申し込むことができ、自宅にSIMカードが届くので店舗に取りに行く必要がありません。また、eSIMの場合は受け取る手間や、SIMカードを交換する手間もかかりません。
※eSIMに対応した携帯電話会社の場合
店舗に行かずにインターネットで簡単に手続きが完了するので便利です。
デュアルSIMで活用すると便利
デュアルSIMとは、1台のスマホで2枚のSIMカードを使い分けることができる機能です。1台のスマホで仕事用とプライベート用で回線を分けることができ、それぞれ異なる携帯電話会社での契約が可能です。そのため、1つの回線で通信障害が起きた場合でも、別の携帯電話会社と契約しているもう1つの回線を使用することが可能なのです。
また、通話用とインターネット用など使用目的を分けて組み合わせられるのもデュアルSIMの便利な点です。格安SIMにはデータ通信のみのプランを提供している場合もあるため、音声通話用の格安SIMと組み合わせて、自分に合ったプランで月額料金を節約することもできます。
デュアルSIMについてはこちら
後悔しないための格安SIMの選び方
格安SIMの選び方は以下の通りです。
- 月額料金で選ぶ
- 通信品質で選ぶ
- サポートの充実度で選ぶ
上記の選び方を順番に解説します。
月額料金で選ぶ
大手キャリアに比べて格安SIMは月額料金が安い傾向にあります。
しかし、格安SIMごとに月額料金は異なるので、携帯電話会社ごとの月額料金を比較、検討して自分の用途にあったものを選びましょう。
スマホの使用頻度やライフスタイルは人によって異なるので、データ使用量や目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。
通信品質で選ぶ
MVNOが提供する格安SIMは時間帯や場所によって通信速度が遅くなる傾向があります。
インターネットやゲームアプリを快適に楽しみたいなら、通信品質の良い携帯電話会社を探してみましょう。例えば、同じ格安SIMでもMNOであるワイモバイルはソフトバンクのネットワークを利用しているので、通信品質が良く、おすすめの携帯電話会社です。
サポートの充実度で選ぶ
格安SIMは実店舗がない携帯電話会社もあるので、故障やトラブルが起きたときに受けられる対面サポートの有無を事前に確認しておくことは重要です。
格安SIMはワイモバイルがおすすめ
ソフトバンクのサブブランドとして格安SIM、格安スマホを提供しているワイモバイルでは、全国約2,500店で安心の対面サポートを実施しています。
店頭クルーが、のりかえや機種変更、データ移行などのサポートをしていますので、「のりかえが無事できるか心配」「データ移行で悩んでいる」という方でも安心して利用いただけます。
シンプルな3つの料金プラン
ワイモバイルではおうちのネット(「SoftBank 光」や「SoftBank Air」)とのセット割引の「おうち割 光セット(A)」が適用でき、インターネットとセットでおトクにスマホが使えます。「シンプル2 S」では「おうち割 光セット(A)」および、PayPayカード支払いで割引になる「PayPayカード割」適用でスマホを月額基本料 税抜980円(1,078円)で利用できます。
料金プランは3種類あり、毎月のデータ使用量に合ったプランを選択できます。
次の表は、ワイモバイルの料金プランをまとめたものです。
シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L | ||
月間データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB | |
月額基本料 | 税抜 2,150円 (2,365円) |
税抜 3,650円 (4,015円) |
税抜 4,650円 (5,115円) |
|
月額割引 | SoftBank 光・SoftBank Airに加入で
おうち割 光セット(A)★ |
税抜 -1,000円 (1,100円) |
税抜 -1,500円 (1,650円) |
税抜 -1,500円 (1,650円) |
PayPayカード支払いで
PayPayカード割 |
税抜 -170円 (187円) |
|||
割引後の月額基本使用料 | 税抜 980円 (1,078円) |
税抜 1,980円 (2,178円) |
税抜 2,980円 (3,278円) |
|
総データ利用量★★が 1GB/月以下の場合 |
||||
税抜980円 (1,078円) |
税抜980円 (1,078円) |
|||
通話料(一部対象外通話あり) | 税抜20円(22円)/30秒 |
※端末代別途要
★ 【加入例】
SoftBank 光 ファミリーの場合、基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要。)。「家族割引サービス」と併用不可。
★★ 総データ利用量は、くりこし分の利用量と規定容量の利用量の合計です。
【シンプル2 S/M/L】
●1GB以下利用時、シンプル2 Mの場合1,100円/月、シンプル2 Lの場合2,200円/月割り引きます。 ●国内通話は30秒につき22円かかります。国際ローミング・国際電話(海外への通話)・0570等から始まる他社が料金設定している電話番号への通話料・番号案内(104)など、一部対象外の通話があります。●国内SMSは送信文字数に応じて1回あたり3.3~33円です。詳細は当社約款等をご確認ください。●当月ご利用のデータ通信量が規定容量(4GB/20GB/30GB)とデータ増量オプションで追加されたデータ容量(データ増量オプション加入者のみ。(2GB/5GB/5GB)の合計を超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について、シンプル2 Sは最大300kbps、シンプル2 M/Lは1Mbps)を行います。更に規定容量の半分(2GB/10GB/15GB)を消費した場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について最大128kbps)を行います。●契約事務手数料3,850円、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が別途かかります。
【おうち割 光セット(A)】
●固定通信サービス1回線につき携帯電話回線(スマートフォン/ケータイ/タブレット/モバイルWi-Fiルーター)最大10回線まで適用。 ●シンプルS/M/Lは毎月1,188円割引、スマホベーシックプランS/M/R/L、データベーシックプランL、Pocket WiFi®プラン2(ベーシック)、スマホプランS、データプランL、Pocket WiFi®プラン2は毎月550円割引、スマホプランM/Rは毎月770円割引、スマホプランLは毎月1,100円割引します。●「家族割引」、「光おトク割」、「おうち割 光セット(A)申込特典」との重複適用はされません。●SoftBank 光 自動更新なしプランは対象外。
【PayPayカード割】
●適用条件:請求締日時点で、PayPayカードが、ご利用料金のお支払い方法として適用されているとき。 ●PayPayカードゴールド/家族カードも対象です。 ●請求代行サービスを利用している場合、適用されません。 ●割引対象料金プランの基本使用料が日割となる場合、本割引サービスの割引額は日割となります。 ●譲渡・承継又は解約された場合等は、前請求月で割引は終了します。
また、ワイモバイルでは余ったデータ量を翌月まで繰り越せます。 「シンプル2 M」の場合、当月のデータ量が5GB余ったら、翌月の月間データ容量は25GBに増えます。
手続き不要で自動で適用されるので、スマホのデータ使用量にばらつきがある方でも無駄なくおトクに使えます。
ワイモバイルの料金プランについて詳しくはこちら
【データくりこし】
●くりこしできるのは、規定容量とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみであり、通常速度に戻す申し込みで追加購入されたデータ容量はくりこしできません。くりこしされるデータは100MB未満は切り捨てとなります。くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能です。● データ量はくりこし分>規定容量(データ増量オプションによるデータ増量を含む)>追加購入データ量の順に消費されます。 ●シェアプランについて、親回線とデータ容量を分け合っている期間(シェア適用中)はデータがくりこしできます。ただし、親回線とのシェアが開始になる前月およびシェアが解除になる最終月の余ったデータ容量は翌月にくりこしされません。
さらに各プランでは初めてデータ増量オプションに加入することで、最大7ヵ月間は、「データ増量無料キャンペーン3」が適用され「データ増量オプション(550円/月)」が無料になります。
つまり最大7ヵ月間は「シンプル2 S」が4GB→6GB、「シンプル2 M」が20GB→25GB、「シンプル2 L」が30GB→35GBまで無料で増量できます。
「データ増量オプション」について詳しくはこちら
「データ増量無料キャンペーン3」について詳しくはこちら
【データ増量オプション】
●月途中の加入・解約の場合でも、月額料の日割り計算は行いません。 ●新規契約と同時にお申し込みの場合、お申し込み当月から適用になります。それ以外のお申し込みの場合、お申し込み翌月からの適用となります。 ●本オプションによって追加されたデータ容量は、指定料金プランのデータ容量と同様にデータくりこしの対象となります。 ●翌月へくりこしできるデータ容量の上限は、翌月加入のプランのデータ容量(データ増量オプションによる増量分を含む)までとなります。 ● データ量はくりこし分>規定容量(データ増量オプションによるデータ増量を含む)>追加購入データ量の順に消費されます。 ● くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能です。くりこしできるのは、規定容量とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみであり、通常速度に戻す申し込みで追加購入されたデータ容量はくりこしできません。くりこしされるデータは100MB未満は切り捨てとなります。 ● シェアプランについて、親回線とデータ容量を分け合っている期間(シェア適用中)はデータがくりこしできます。ただし、親回線とのシェアが開始になる前月およびシェアが解除になる最終月の余ったデータ容量は翌月にくりこしされません。 ●本オプションはデータ容量を増量する過去のキャンペーン(データ容量2倍キャンペーンなど)と併用はできません。 ●本キャンペーンの内容および期間は、予告なく変更する場合があります。
【データ増量無料キャンペーン3】
●データ増量オプションの月額料が加入翌月から6ヵ月間無料となります。また、オプション加入当月はデータ増量オプションの月額料が無料です。 ●回線を解約された場合は、その当月利用分までの割引適用となります。 ●法人のお客さまは対象外となります。 ●特典適用期間終了後、解除のお手続きをしない場合、特典適用が終了となった翌月利用分からオプション料金が発生いたします。 ●本キャンペーンの内容および期間は、予告なく変更する場合があります。
まとめ
格安SIMは大手キャリアよりも月額料金が抑えられるので魅力的ですが、デメリットもあるため注意が必要です。
格安SIMが気になる方は、ワイモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。