Cookieの意味や目的は?Cookieの種類やメリット・デメリット、設定方法などを解説
最近、Webサイトを開くと、「Cookie(クッキー)」使用への同意を求められることが増え、Cookieが何なのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。
CookieはユーザーがWebサイトを閲覧したり、利用したりする際に役立つファイルです。
本記事では、Cookieの意味や目的、メリット、デメリットなどを分かりやすく解説していきます。
目次
Cookieとは?
Cookieとは、Webサイトを開いたときにスマホやパソコンに保存される小さなファイルのことです。
あるWebサイトを開くと、Webサイト専用のCookieファイルがスマホやパソコンに保存され、ユーザーがサイト内で入力したユーザー名やパスワードなどの情報や、会員情報、買いものかごに入れた商品の情報などがCookieに保存されます。
次回以降、同じWebサイトを開くと、作成されたCookieがWebサーバーに送信されて、保存されていた情報が表示されます。
例えば、ネットショップを開いて商品を買いものかごに入れたままWebサイトを閉じても、Cookieが残っている場合、再びネットショップを開いたときに同じ商品が買いものかごに入っています。
ほかにも、Cookieはユーザーの行動を追跡してデータ収集のために利用されることがあり、ネットショップはCookieで得たデータに基づいて、ユーザーの好みに合った商品の提供や広告の表示などをおこないます。
なお、近年、Cookieによるデータ収集が個人のプライバシーの侵害につながる見方が広まったことにより、Cookie規制の動きが強まりました。
日本では、2022年4月に改正個人情報保護法が施行され、Cookieで得た個人情報などを第三者に提供し、紐づける際は本人の同意が必要になりました。そのため、Webサイトを開くと、Cookie使用の同意を求めるポップアップが表示されることがあります。
Cookieの種類
Cookieはファーストパーティーとサードパーティーの2種類があります。それぞれ、順番に解説します。
ファーストパーティーとは
Cookieのファーストパーティーとは、アクセスしているWebサイトの運営者が発行しているCookieを指します。
例えば、ネットショップにアクセスした場合、ネットショップのアカウントのIDやパスワード、買いものかごに入っている商品情報などの情報がCookieのファーストパーティーとして保存されます。
原則として、CookieのファーストパーティーはほかのWebサイトでは利用できません。
サードパーティーとは
Cookieのサードパーティーとは、アクセスしているWebサイトとは別のサイトによって発行されているCookieを指します。
例えば、アクセスしているWebサイトに表示されている広告や画像などのコンテンツの一部を所有している別のWebサイトがCookieのサードパーティーを作成します。
ネットショップで気になる商品をクリックすると、商品に関する広告が別サイトで表示されるようになるのは、Cookieのサードパーティーが原因です。
Cookieの目的は?
Webサイト側がCookieを利用するのは、ユーザーがアクセスした広告やページなどの履歴や、商品の購入やフォームに登録された情報などのデータを収集し、データに基づいてユーザーの興味をひくような広告を出せるようにするためです。
また、CookieはユーザーがWebサイトを閲覧するときの利便性を向上させます。例えば、Cookieによってログイン情報が保存されていると、2回目にWebサイトを開いたときにログイン状態が維持されているので、IDやパスワードを入力する手間がありません。
Cookieのメリット
Cookieのユーザーにとってのメリットは以下の通りです。
- ログイン情報が保存される
- ネットショップの買いものかごに商品が保存される
- フォーム入力の手間が省ける
ログイン情報が保存される
Cookieが導入されていると、ネットショップやSNSのログイン情報がスマホやパソコンに保存されます。ブラウザーやスマホの電源を落としてもCookieに接続情報が残っているので、Webサイトやアプリを立ち上げるとすぐにログインが可能です*1。
Webサイトやアプリを立ち上げるたびに、IDやパスワードを入力する手間が省けて便利です。
*1 Webサイトやアプリによっては例外もあります。
ネットショップの買いものかごに商品が保存される
ネットショップの買いものかごに商品を入れておいて、Webサイトを閉じても商品が買いものかごに残っているのはCookieとして保存されているからです。
買いものかごに購入したい商品が保存されるので、Webサイトを開いたときに、もう一度買いものかごに商品を入れる作業をせずに済みます。
ただし、商品が売り切れている場合は購入できない、あるいはCookieの有効期限により買いものかごから商品が無くなっていることなどがあるので注意しましょう。
フォーム入力の手間が省ける
ネットショップで購入するとき、フォームにメールアドレスや電話番号、住所の候補が自動で表示されるのもCookieを導入しているからです。
表示された候補を選択すると自動で入力されるので、フォーム入力の手間が省けます。なお、表示される個人情報はWebサイト側で自動的に入力しているのではなく、Webサイトを表示しているブラウザーがCookieに関連して記録されている情報を呼び出しています。
そのため、Cookieに保存されているユーザーの個人情報はWebサイト側で管理されている訳ではありません。
Cookieのデメリット
Cookieのユーザーにとってのデメリットは以下の通りです。
- 行動履歴などの情報ユーザーのデータがデータ分析に利用される
- 端末に保存されたCookieでなりすましが可能になる
行動履歴などの情報がデータ分析に利用される
CookieはWebサイトを訪れたユーザーの行動履歴や興味がある商品などの情報を一時的に保存しているため、Webサイトの広告やデータ分析に利用されることがあります。
ネットショップでチェックした商品の広告が別のWebサイトで表示されるのは、Cookieのデータを分析して、企業が活用したからです。
そのため、ユーザーの興味や関心のある事柄を知らないうちに収集され、広告の表示などに使用されるので、人によっては煩わしく感じることがあります。
端末に保存されたCookieでなりすましが可能になる
スマホやパソコンにCookieが保存されていると、次のようなときにアカウントのなりすましが可能になるので注意が必要です。
- スマホを紛失する
- 公共の場でパスワードをかけずにパソコンを起動したまま席から離れる
- ネットカフェなど、複数の人が使用する共有パソコンの利用時に自分のCookieを許可する
- スマホやパソコンを複数人で使い回す
アカウントのなりすましを防ぐためには、共有しているパソコンやスマホではCookieを許可しない、2段階認証をおこなうなどの対策を心がけましょう。
Cookieを無効化・削除したときの注意点
Cookieを無効化、あるいは削除すると、毎回ネットショップでIDやパスワードを求められたり、買いものかごから商品が消えたりします。
また、次のようなケースが起きる可能性もあります。
- IDやパスワードを入力してもWebサイトにログインできない
- Cookieが必要というメッセージが表示される
- Webサイトの一部の機能が正常に働かなくなる
Cookieを無効化、あるいは削除するときは注意しましょう。
Cookieを有効化・無効化・削除する方法
CookieはWebサイトではなく、Webサイトを閲覧するブラウザーやブラウザーアプリに保存されています。そのため、Cookieを有効・無効、あるいは削除する場合はブラウザーやブラウザーアプリの設定を変更しましょう。
iPhoneの場合はSafari、Androidの場合はChromeが一般的なブラウザーアプリなので、それぞれのやり方を解説します。
iPhoneのSafariでCookieを有効・無効にする方法
iPhoneのSafariでCookieを有効、または無効にする方法は以下の通りです。
- 「設定」をタップする
- 「Safari」をタップする
- 「すべての Cookie をブロック」をオン/オフにする
「すべての Cookie をブロック」をオンにするとCookieは無効、オフにすると有効に切り替わります。なお、Cookieをブロックすると、一部のWebサイトが正常に機能しなくなることがあります。
iPhoneのSafariでCookieを削除する方法
iPhoneのSafariでCookieを削除する方法は以下の通りです。
- 「設定」をタップする
- 「Safari」をタップする
- 「詳細」をタップする
- 「Web サイトデータ」をタップする
- 「全 Web サイトデータを削除」をタップする
上記の手順でSafariのCookieを削除できます。なお、「Safari」をタップして、「履歴と Web サイトデータを消去」をタップすると、Cookieだけでなく履歴や閲覧データも消去されるので間違えないように、注意しましょう。
AndroidのChromeでCookieを有効・無効にする方法
AndroidのChromeでCookieを有効、または無効にする方法は以下の通りです。なお、Androidは機種によって設定方法の詳細は異なる場合があります。
- AndroidスマホのChromeアプリを開く
- アプリ右上にある「その他アイコン」をタップする
- 「設定」をタップする
- 「サイトの設定」をタップする
- 「Cookie」をタップする
- 「Cookie」を有効、または無効にする
上記の手順でCookieを有効、または無効にできます。
なお、Googleアカウントを使用する際に「Cookieが無効になっている」と表示された場合、Cookieを有効にしなければGoogleアカウントを利用できないため注意しましょう。
AndroidのChromeでCookieを削除する方法
AndroidのChromeでCookieを削除する方法は以下の通りです。なお、Androidは機種によって設定方法の詳細が異なる場合があります。
- AndroidスマホのChromeアプリを開く
- アプリ右上にある「その他アイコン」をタップする
- 「設定」をタップする
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップする
- 「閲覧履歴データを削除」をタップする
- 「1 時間以内」、「全期間」などの期間を選択する
- 「Cookie とサイトデータ」のチェックボックスをオンにする
- その他すべてのチェックボックスをオフにする
- 「データを削除」をタップする
- 「削除」をタップする
上記の手順で保存されているCookieを一括で削除できます。なお、「閲覧履歴データを削除」には閲覧履歴やキャッシュなどが保存されているので、チェックボックスを間違えてオンにしないように気を付けましょう。
Cookieのメリット・デメリットを理解した上で、インターネットを楽しもう!
普段何気なく利用しているインターネットやネットショッピングも、Cookieの活用でより快適に利用することが可能です。メリットばかりでなくデメリットもありますが、特性を理解した上でインターネットを楽しみましょう。
ネットショッピングを楽しむなら、おトクにお買いものができるワイモバイルがおすすめです。
ワイモバイルのスマホを利用することで、追加料金なしで「LYPプレミアム」が利用できます。LYPプレミアム会員は、Yahoo!ショッピングでのお買い物でPayPayを利用すると、通常よりお買い物がおトクになります。
※ Y!mobileサービスの初期登録が必要です。
LYPプレミアムについて詳しくはこちら
ソフトバンクのサブブランドとして格安SIM、格安スマホを提供しているワイモバイルでは、全国約2,500店で安心の対面サポートを実施しています。
店頭クルーが、のりかえや機種変更、データ移行などのサポートをしていますので、「のりかえが無事できるか心配」「データ移行で悩んでいる」という方でも安心して利用いただけます。
シンプルな3つの料金プラン
ワイモバイルではおうちのネット(「SoftBank 光」や「SoftBank Air」)とのセット割引の「おうち割 光セット(A)」が適用でき、インターネットとセットでおトクにスマホが使えます。「シンプル2 S」では「おうち割 光セット(A)」および、PayPayカード支払いで割引になる「PayPayカード割」適用でスマホを月額基本料 税抜980円(1,078円)で利用できます。
料金プランは3種類あり、毎月のデータ使用量に合ったプランを選択できます。
次の表は、ワイモバイルの料金プランをまとめたものです。
シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L | ||
月間データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB | |
月額基本料 | 税抜 2,150円 (2,365円) |
税抜 3,650円 (4,015円) |
税抜 4,650円 (5,115円) |
|
月額割引 | SoftBank 光・SoftBank Airに加入で
おうち割 光セット(A)★ |
税抜 -1,000円 (1,100円) |
税抜 -1,500円 (1,650円) |
税抜 -1,500円 (1,650円) |
PayPayカード支払いで
PayPayカード割 |
税抜 -170円 (187円) |
|||
割引後の月額基本使用料 | 税抜 980円 (1,078円) |
税抜 1,980円 (2,178円) |
税抜 2,980円 (3,278円) |
|
総データ利用量★★が 1GB/月以下の場合 |
||||
税抜980円 (1,078円) |
税抜980円 (1,078円) |
|||
通話料(一部対象外通話あり) | 税抜20円(22円)/30秒 |
※端末代別途要
★ 【加入例】
SoftBank 光 ファミリーの場合、基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要。)。「家族割引サービス」と併用不可。
★★ 総データ利用量は、くりこし分の利用量と規定容量の利用量の合計です。
【シンプル2 S/M/L】
●1GB以下利用時、シンプル2 Mの場合1,100円/月、シンプル2 Lの場合2,200円/月割り引きます。 ●国内通話は30秒につき22円かかります。国際ローミング・国際電話(海外への通話)・0570等から始まる他社が料金設定している電話番号への通話料・番号案内(104)など、一部対象外の通話があります。●国内SMSは送信文字数に応じて1回あたり3.3~33円です。詳細は当社約款等をご確認ください。●当月ご利用のデータ通信量が規定容量(4GB/20GB/30GB)とデータ増量オプションで追加されたデータ容量(データ増量オプション加入者のみ。(2GB/5GB/5GB)の合計を超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について、シンプル2 Sは最大300kbps、シンプル2 M/Lは1Mbps)を行います。更に規定容量の半分(2GB/10GB/15GB)を消費した場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について最大128kbps)を行います。●契約事務手数料3,850円、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が別途かかります。
【おうち割 光セット(A)】
●固定通信サービス1回線につき携帯電話回線(スマートフォン/ケータイ/タブレット/モバイルWi-Fiルーター)最大10回線まで適用。 ●シンプルS/M/Lは毎月1,188円割引、スマホベーシックプランS/M/R/L、データベーシックプランL、Pocket WiFi®プラン2(ベーシック)、スマホプランS、データプランL、Pocket WiFi®プラン2は毎月550円割引、スマホプランM/Rは毎月770円割引、スマホプランLは毎月1,100円割引します。●「家族割引」、「光おトク割」、「おうち割 光セット(A)申込特典」との重複適用はされません。●SoftBank 光 自動更新なしプランは対象外。
【PayPayカード割】
●適用条件:請求締日時点で、PayPayカードが、ご利用料金のお支払い方法として適用されているとき。 ●PayPayカードゴールド/家族カードも対象です。 ●請求代行サービスを利用している場合、適用されません。 ●割引対象料金プランの基本使用料が日割となる場合、本割引サービスの割引額は日割となります。 ●譲渡・承継又は解約された場合等は、前請求月で割引は終了します。
また、ワイモバイルでは余ったデータ量を翌月まで繰り越せます。 「シンプル2 M」の場合、当月のデータ量が5GB余ったら、翌月の月間データ容量は25GBに増えます。
手続き不要で自動で適用されるので、スマホのデータ使用量にばらつきがある方でも無駄なくおトクに使えます。
ワイモバイルの料金プランについて詳しくはこちら
【データくりこし】
●くりこしできるのは、規定容量とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみであり、通常速度に戻す申し込みで追加購入されたデータ容量はくりこしできません。くりこしされるデータは100MB未満は切り捨てとなります。くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能です。● データ量はくりこし分>規定容量(データ増量オプションによるデータ増量を含む)>追加購入データ量の順に消費されます。 ●シェアプランについて、親回線とデータ容量を分け合っている期間(シェア適用中)はデータがくりこしできます。ただし、親回線とのシェアが開始になる前月およびシェアが解除になる最終月の余ったデータ容量は翌月にくりこしされません。
さらに各プランでは初めてデータ増量オプションに加入することで、最大7ヵ月間は、「データ増量無料キャンペーン3」が適用され「データ増量オプション(550円/月)」が無料になります。
つまり最大7ヵ月間は「シンプル2 S」が4GB→6GB、「シンプル2 M」が20GB→25GB、「シンプル2 L」が30GB→35GBまで無料で増量できます。
「データ増量オプション」について詳しくはこちら
「データ増量無料キャンペーン3」について詳しくはこちら
【データ増量オプション】
●月途中の加入・解約の場合でも、月額料の日割り計算は行いません。 ●新規契約と同時にお申し込みの場合、お申し込み当月から適用になります。それ以外のお申し込みの場合、お申し込み翌月からの適用となります。 ●本オプションによって追加されたデータ容量は、指定料金プランのデータ容量と同様にデータくりこしの対象となります。 ●翌月へくりこしできるデータ容量の上限は、翌月加入のプランのデータ容量(データ増量オプションによる増量分を含む)までとなります。 ● データ量はくりこし分>規定容量(データ増量オプションによるデータ増量を含む)>追加購入データ量の順に消費されます。 ● くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能です。くりこしできるのは、規定容量とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみであり、通常速度に戻す申し込みで追加購入されたデータ容量はくりこしできません。くりこしされるデータは100MB未満は切り捨てとなります。 ● シェアプランについて、親回線とデータ容量を分け合っている期間(シェア適用中)はデータがくりこしできます。ただし、親回線とのシェアが開始になる前月およびシェアが解除になる最終月の余ったデータ容量は翌月にくりこしされません。 ●本オプションはデータ容量を増量する過去のキャンペーン(データ容量2倍キャンペーンなど)と併用はできません。 ●本キャンペーンの内容および期間は、予告なく変更する場合があります。
【データ増量無料キャンペーン3】
●データ増量オプションの月額料が加入翌月から6ヵ月間無料となります。また、オプション加入当月はデータ増量オプションの月額料が無料です。 ●回線を解約された場合は、その当月利用分までの割引適用となります。 ●法人のお客さまは対象外となります。 ●特典適用期間終了後、解除のお手続きをしない場合、特典適用が終了となった翌月利用分からオプション料金が発生いたします。 ●本キャンペーンの内容および期間は、予告なく変更する場合があります。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため、大手キャリアと同じ安定した速度で快適に利用できます。Yahoo!ショッピングでPayPayポイントの付与率がアップするメリットもあるので、申し込みの検討をおすすめします。
まとめ
CookieはWebサイトを閲覧したときに、ユーザーの入力したデータや行動履歴などを保存しておくファイルです。
ユーザーのパソコンやスマホに保存され、ネットショップを開いたときにログイン状態が維持され、途中だった買いものの続きをすぐに始められます。
注意点もありますが、Cookieを利用することでインターネットをより快適に楽しめるので、特性を理解した上で設定しましょう。