PHS25年史|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで
Y!mobile

PHS25年史

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1995-1996

モバイル通信の大革命!PHS誕生

PHSは高校生のお小遣いでも払える基本料金と公衆電話とあまり変わらない通話料で、当時ポケベルユーザーだった若者たちから支持を集めました。

1995.07
PHSサービス開始
テスト導入として北海道と東京でPHSサービスが開始されました。
1995.07
京セラ「PT101」
PHSの元祖となった機種
ほぼ通話するだけのシンプルな機能で、
まだメールは使えなかったのよね。
1995.06
東芝「Carrots DL-S20P」
Carrotsシリーズの初代モデル
トランシーバー機能を搭載していて通話料なしで会話することもできたんだ。
コギャルが社会現象に
ガングロにルーズソックスの女子高生が街中にあふれました。
1995.10
PHS本格始動
全国でPHSサービスが開始されました。
インターネットが流行語に
この年からインターネットが一般に普及しはじめ、利用者が急増していきました。
1996.11
「Pメール」スタート
「イマナニシテルノ?」恋人たちは20文字という限られた文字数で愛を伝えあいました。今でいうSMSの先駆けです。
1996.11
京セラ「PS-702」
初めてPメール機能を搭載
カタカナと数字に加えて、絵文字を送ることもできたのよ。
1997-1998

若者から絶大な支持

誕生から3年足らずで学生を中心に爆発的に普及、急速に利用者を増やしました。

たまごっちが大ヒット
入荷の情報を聞きつけた人々が徹夜で並ぶほど、国民的な人気を集めました。
1997.02
「たまぴっち」
たまごっちを内蔵したPHS
メールや着信によってキャラクターの育ち方が変わる、PHSならではの遊び方が人気だったよ。
1997.02
京セラ「DataScope」
通話、メール、データ通信が一台に
アプリをインストールして機能を拡張することができる、ガジェット好きから注目を集めた機種だったなぁ。
消費税が3%→5%に
引き上げ
増税直前には大勢の人々が日用品のまとめ買いに走りました。
1997.12
PHSと携帯電話での通話が可能に
サービス開始当初はできなかったPHSと携帯電話での相互通話ができるようになりました。
1998.03
「PメールDX」登場
ひらがな・漢字にも対応し、全角文字最大1,000文字を送受信することができるようになりました。
1998.06
九州松下電器「KX-PH21Fル・モテ」
いち早くPメールDXに対応した機種
電話帳や留守録などの機能がついて、これまでのPHSに比べて格段に使い勝手が良くなったのよ。
1999-2000

PHS vs ケータイ 戦国時代に突入

折りたたみ式、カメラ機能、着メロ…etc PHSは携帯電話と競い合いながら、次々と新たな機能を搭載していきました。

1999.01
電話番号が11ケタに変更
携帯電話・PHSの利用者が急増したことに対応するため電話番号が10桁から11桁に変更されました。
カリスマ美容師ブーム
テレビ番組が火付け役となり、カリスマ美容師が空前のブームに。人気の美容師は多くのメディアで取り上げられ注目の的となりました。
1999.01
H(エッジ)シリーズ登場
通話のつながりやすさがさらに向上しました。
感度の良い電波を探して切り換えるツインウェーブ機能を搭載したおかげで、通話が途切れることが激減したんだ。
1999.02
東芝「PM-T101 TEGACKY」
タッチペンを使って文字を入力
メールの使い方がわからないシニア世代には嬉しい機種だったなぁ。
AIBO(アイボ)登場
3,000台の限定受注がわずか20分で締め切られるほどの人気ぶりでした。
2000円札発行
西暦2000年と沖縄サミットをきっかけに2000円札が発行されました。見かけることが少なくなりましたが、沖縄では現在でも多く使われています。
2000.11
「feelH」スタート
液晶、カメラ、サウンドを強化した新ブランドとして誕生しました。
2000.11
三洋電機「RZ-J91」
音楽ダウンロードに対応
ミュージックプレーヤーを内蔵して、PHSで音楽を楽しめるようになったのよね。
2001-2004

劣勢のPHS ネット接続サービスで巻き返しへ

インターネットの普及とともに、PHSもネット接続サービスを強化。この頃からPHSはビジネスマンの仕事道具としても欠かせないアイテムとなっていきました。

太鼓の達人が大ヒット
新感覚リズムゲームが子供から大人まで幅広い世代にヒット。現在も変わらない人気を集めるヒットタイトルが誕生したのがこの年でした。
2001.06
セイコーインスツルメンツ「MC-P300」
AirH"に対応した初のモデル
どこでも快適にインターネットが使える、ビジネスマンの心強い味方だったよ。
2001.08
AirH"つなぎ放題コース開始
インターネット定額サービスの先駆けとなりました。
2002.01
本多エレクトロン「AH-G10」
通信速度がさらに向上
32kbps相当の回線を4本束ねることで、128kbpsの高速データ通信を実現したのよ。
2002.03
AirH"契約数100万件を突破
通信速度の進化によりビジネスマンを中心にPHSの人気が再燃していきました。
チョコエッグが大ヒット
おまけ付き菓子、通称“食玩”が社会現象になるほどの大ヒット商品となりました。
2003.04
「AirH“PHONE」登場
PHS端末だけでウェブサイトの閲覧が可能に。
2004.05
京セラ「AH-K3001V」
愛称は“京ぽん”
日本で初めてのフルブラウザ対応端末。
「PHSでパソコン向けサイトが定額で閲覧できる」というコンセプトが、当時は革新的だったなぁ。
2005-2007

DDIポケットからウィルコムに社名を変更し再スタート。形勢逆転するべくユニークなサービスを打ち出していきました。

2005.02
新社名「WILLCOM」に
より快適な未来を(WILL)ワイヤレスコミュニケーション (COMMUNICATION)で実現する、という意志を込めて名付けられました。
2005.05
「ウィルコム定額プラン」開始
ウィルコム同士が話し放題に。2台持ちでカップルに人気を博しました。
クールビズが広まる
環境対策としてはじまったクールビズがこの年の新語・流行語に選ばれました。
2005.11
ネットインデックス「WS001IN」”TT” Tiny Talk
釣り鐘をイメージした端末
通話とショートメールだけのシンプルな機能で、約30gというびっくりするほどの軽さを実現したよ。
アキバ系カルチャーが
ブームに
いわゆる「オタク」を題材にしたドラマの大ヒットにより、メイドカフェやアイドルグループなど秋葉原から多くの流行が生まれました。
2005.12
国内初のスマートフォン発売
OSにWindows Mobileを採用したスマートフォンをいち早く発売しました。
2006.06
シャープ「W-ZERO3」
PC並の便利さと話題に
シャープ、マイクロソフト、ウィルコムの3社が、当時最先端の技術を結集して開発したスマートフォンよ。
2008-2009

黒船iPhone襲来!モバイル勢力図に変化

iPhoneの登場が、モバイル端末の主力がスマートフォンに移行するきっかけに。そんな中、PHSはスマートフォンやケータイと共存する「2台持ち」に新たな活路を見出していきました。

2008.02
京セラ「HONEY BEE」
女子高生中心に人気を
博したシリーズの初代機
ポップでカラフルなデザインと通話メインのシンプルな設計で、カップルたちの人気アイテムになったのよ。
2008.03
「新つなぎ放題」開始
インターネット定額制がよりリーズナブルで身近になりました。
2008.06
シャープ「WILLCOM 03」
フルフラット液晶に
ワンセグチューナーを搭載
ワンセグのおかげで、どこでもテレビ番組を楽しめるようになったよ。
2008.07
シャープ「WILLCOM D4」
ウルトラモバイルPCの登場
PHSというよりパソコンに近いスペックを搭載した機種だよ。電子辞書搭載モデルは勉強にも役立ったんだ。
テレビ放送 地デジ化
地上デジタル放送への移行により、テレビの画質が格段に向上しました。
2009.12
「新ウィルコム定額プランS」開始
リーズナブルな定額料金でPHSどうしの通話がいつでも無料になりました。
2010-2011

ソフトバンクの支援 新たなる門出

独自路線で存在感を放ったPHSですが、次第にその優位性は失われていきます。
苦しい状況のなか、ソフトバンクの支援を受け再生に乗り出すのでした。

2010.01
シャープ「HYBIRD W-ZERO3」
“W-ZERO3シリーズ”最後の機種
約500万画素カメラ、Bluetooth、GPSなど多機能に進化したハイスペック機だったなぁ。
事業仕分けが注目を集める
仕分け人である議員の「2位じゃダメなんでしょうか?」というセリフが、大きなインパクトを与えました。
2010.12
ウィルコム、ソフトバンク傘下に
ソフトバンクの下でPHS事業を再始動しました。
2010.12
「だれとでも定額」開始
リーズナブルな料金でPHSから他社ケータイへ通話ができるようになりました。
2010.12
京セラ「HONEY BEE 4」
動画撮影も可能になった
4代目HONEY BEE
スマホとのセット販売で、2台持ちの定番アイテムになっていたのよね。
格安航空が登場
サービスの効率化によって低価格を実現したLCCが注目を集めました。
2011.01
「もう一台無料キャンペーン」開始
1台契約すると2台目の基本料金が無料になるキャンペーンでPHS利用者を増やしていきました。
2012-2013

2台持ちで、PHS復活の兆し

スマートフォンが普及していくなか、PHSは通話を主体とした戦略で対抗。契約数を大きく伸ばすことに成功しました。

2012.01
エイビット「ストラップフォン」
当時の世界最小最軽量ケータイ
スマホのストラップとしてPHSを持ち運ぶ、という斬新なコンセプトが話題になったのよ。
2012.04
スマートフォンが主流の時代に
初めてスマートフォンの新規購入がフィーチャーフォンを逆転しました。
東京スカイツリー®開業(2012年5月22日)
世界一高いタワーとして世界記録に認定されました。
2012.06
京セラ「WX05K」
シニア向けPHSを発売
通話を聞き取りやすくする「ゆっくり通話」機能が、シニア世代には嬉しかったなぁ。
アベノミクスが流行語に
首相名の「アベ」と「エコノミクス」をあわせた造語として、社会に浸透していきました。
2012.11
PHS契約数500万件に復活
「だれとでも定額」や「もう1台無料キャンペーン」によって堅調に利用者を伸ばしていきました。
2013.07
ソフトバンクの子会社に
この年、ウィルコムは正式にソフトバンクの完全子会社となりました。
2014

決意を新たにY!mobile ブランド始動

PHSのウィルコムとポケットWi-Fiのイーモバイルが合併しY!mobileブランドが誕生。PHSの料金プランが見直されシンプルでわかりやすく一新されました。

2014.02
セイコーインスツルメンツ「iiro」
シンプルデザインのストレート型端末
ボディカバーが13色から選べて、色の組み合わせを楽しむことができたよ。
3Dプリンターが身近に
個人で3D作品を作ることができるサービスが登場し、3Dプリンターが私たちの身近なものになりました。
2014.03
シャープ「AQUOS PHONE ef」
シニア向けスマートフォン
これがウィルコムから発売された最後の機種になったんだ。
Pepper登場
世界で初めての感情認識パーソナルロボットとして注目を集めました。
2014.07
ワイモバイル株式会社が誕生
ウィルコムとイーモバイルが合併してワイモバイル株式会社となりました。
2014.10
番号ポータビリティはじまる
PHSと携帯電話で電話番号を変えずにのりかえができるようになりました。
2015-2017

契約台数が減少の一途… PHS窮地に

無料通話アプリ、格安スマホなどの台頭により、PHSの利用者は次第に少なくなっていきました。

2015.03
エイビット「Heart 401AB」
ひねるとストレート型になる
ギミックが話題に
キュートなハート型と変形するギミックで話題を集めたのよね。
2015.04
ソフトバンク株式会社に
合併によりワイモバイル株式会社はソフトバンク株式会社となりました。
マイナンバー制度開始
国民一人ひとりにマイナンバー(個人番号)が通知されました。
2017.07
「国内通話ずーっと無料キャンペーン」開始
PHSからケータイ・スマホへ乗り換えで通話料が無料になるキャンペーンをスタートしました。
2018

PHS25年の 歴史に終止符

高速・大容量時代に向けて世界が取り組みを加速させていくなか、PHSはついにその役目を終えるときを迎えました。

2018.04
PHSサービス終了を発表
2021年1月末をもってPHSサービスの終了を発表しました。
2018.04
切替え優待特典 開始
PHS利用者向けにスマホ・携帯電話への切り替え優待サービスをスタートしました。
ドローンが話題に
さまざまな産業で活用されるようになり、ドローンへの注目が高まりました。
2021.01

ありがとうPHS

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