スマホのセキュリティ対策は必要!iPhoneやAndroidスマホでトラブルに見舞われたときの対処法も解説
2023年10月3日の新プラン(シンプル2)提供開始に伴い一部のプラン・サービスが開始・変更・終了いたします。

スマホのユーザーが増えたことで、スマホを狙った不正行為や犯罪は増加傾向にあります。セキュリティ対策をしておかなければいけないと思いつつも、なかなか行動に移せない方や、方法がわからない方もいるでしょう。
本記事では、スマホにセキュリティ対策が必要な理由と、具体的な対策を5つ紹介します。また、実際にトラブルに遭ってしまったときに取るべき行動も解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
スマホにはセキュリティ対策が必要

日々の生活にスマホが欠かせない方も多いでしょう。最近では、スマホでインターネット接続をすることも当たり前になりました。なにかと便利なスマホですが、セキュリティのリスクが大きいことも事実です。
特にインターネットを活用する方は、パソコンと同様にセキュリティ対策が必要だと言えます。また、インターネットを利用しない場合も、スマホを第三者に見られたりする可能性があることを理解し、対策をおこなう必要があるでしょう。
よくあるセキュリティリスクは?
スマホのセキュリティトラブルは、インターネットに紐づくものと、スマホ自体から漏洩・悪用されるものに二分できます。
インターネットでは、コンピュータに悪影響を及ぼすウイルスが埋め込まれたサイトに遭遇したり、詐欺に遭ったり、知らない誰かに通信を傍受されたりする危険性があります。
また、スマホには多くの個人情報やサービスが記録・保管されているため、紛失して第三者の手に渡った際には多くのリスクが発生します。自分や家族の連絡先、保存している写真を見られてしまう可能性もありますし、決済サービスなどのアカウントを乗っ取られ不正利用されてしまうかもしれません。悪意のある第三者の手口は日々更新され巧妙化しているため、注意が必要です。
セキュリティを向上させる方法
スマホのセキュリティを向上させるには、インターネット利用時のウイルス感染を防ぐ対策、スマホ本体からの情報漏洩リスクを減らす対策など、多方面からの対策が必要です。セキュリティを向上させる方法としては、以下の通りです。
- システムは常に最新バージョンにアップデートする
- 2段階認証を利用する
- 携帯電話会社のセキュリティサービスを利用する
- 公衆Wi-Fi(フリーWi-Fi)の利用を避ける
- スマホ本体には画面ロック機能を利用する
システムは常に最新バージョンにアップデートする
スマホのOS(コンピュータを動かすためのソフトウェアのこと)であるiOS(iPhone)やAndroidには、セキュリティ上の脆弱性が報告されることがあります。
OSのアップデートには基本的なセキュリティ対策が含まれているため、アップデートすることでセキュリティ上の脆弱性に対処することが可能です。
特にiOS(iPhone)は、OS自体に不正なプログラムを排除するセキュリティ機能が組み込まれているため、アップデートは有効な手段です。
OSをはじめ、アプリなどのシステムは常に最新バージョンにアップデートしておくことが大切です。更新の通知が来た場合は、忘れずにアップデートしましょう。
2段階認証を利用する
2段階認証は、アカウントのパスワードが他人に知られてしまった場合に備えて、セキュリティを強化する機能です。2段階認証では、ログインする際のIDやパスワードに加えてアプリやセキュリティコードなどを用いて追加認証をおこないます。
設定すると、第三者がIDとパスワードを使ってログインしようと試みても、指定された追加認証をおこなわなければログインができません。この仕組みは、IDとパスワードが第三者に漏洩した場合にも有効です。
iPhoneの場合は「Apple ID」の2ファクタ認証、Androidスマホの場合は「Google アカウント」の2段階認証を有効にしておくことをおすすめします。
2ファクタ認証とは、新しいデバイスや Web 上ではじめて Apple ID を使ってサインインする際に、信頼できるデバイスに自動表示される6桁のパスコードを入力して認証する機能のことです。
例えば自分のApple IDとパスワードを用いて第三者が勝手にログインしようとしても、自分が利用しているスマホなど、信頼できるデバイスに表示されるパスコードを確認して入力する必要があるため、セキュリティ対策として非常に有効です。
携帯電話会社のセキュリティサービスを利用する
パソコンにインストールするセキュリティソフトのように、スマホ用のセキュリティソフトを利用する方法もあります。
携帯電話会社が提供しているセキュリティサービスでは、インターネット接続時やWebサイト閲覧時の危険検知、迷惑電話のブロックまで、総合的にカバーするものもあります。特に詳しいセキュリティ知識がなくても安心して利用できるため、どなたにもおすすめできる方法です。
ワイモバイルでは、不正アクセスやウイルスからスマホを守る「セキュリティパックプラス」を利用可能です。スマホのセキュリティ対策として、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょう。
「セキュリティパックプラス」について詳しくはこちら
公衆Wi-Fi(フリーWi-Fi)の利用を避ける
誰でも利用できる公衆Wi-Fiは便利ですが、リスクが高いことも覚えておかなくてはなりません。セキュリティの脆弱性がある可能性や、悪意ある第三者が公衆Wi-Fiになりすまして設置している可能性もあります。
セキュリティの脆弱性では、暗号化されていないアクセスポイント(Wi-Fiの表示名)を利用することで、通信を傍受される事例が報告されています。
暗号化には「WPA」や「WPA2」などいくつかの方法がありますが、総務省が推奨する特に安全性の高い暗号化方法は次の通りです。
- WPA2エンタープライズ(WPA2-EAP)
- SIM認証(WPA2-AKA)
- Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open
ただし、上記はいずれもWi-Fiの無線区間のみの暗号化方式です。スマホとWi-Fiのアクセスポイントまでの通信は暗号化されますが、アクセスポイントとWebサーバー間の通信は守られていないケースがあることに注意しましょう。
例えば、ブラウザを開いてWebサイトを閲覧する際に、URL入力欄に「http://」や「!」のほか「保護されていない通信」などが表示されている場合、通信が暗号化されていないことを意味します。
ブラウザを利用する際は、通信内容が暗号化されて安全に通信できるHTTPS通信に対応した「https://」から始まるWebサイトを閲覧するようにしましょう。
公衆Wi-Fiのなりすましでは、接続を利用するための認証に用いられるSNSのIDやパスワードを盗用される危険性があります。Wi-Fiのアクセスポイントは誰でも設置でき、名前も変更できることを覚えておきましょう。
お店やイベント会場などの公衆Wi-Fiを利用する際は、現地に貼ってあるステッカーなどを見て、正しいアクセスポイントかどうかを見極めましょう。不安な場合は、利用しないという選択も必要です。
スマホ本体には画面ロック機能を利用する
スマホ本体から個人情報が漏洩するリスクを減らすためには、画面ロック機能が有効です。顔認証や指紋認証、もしくは自分だけがわかるパスワードを設定し、解除しなければスマホ画面を操作できないようにします。
いろいろな画面ロック機能があるため、スマホの設定から自分が利用しやすい方法を設定しましょう。
- 顔認証……本人の顔認証でロックを解除する方法
- 指紋認証……指紋でロックを解除する方法
- パターン……指で簡単なパターンを描いてロックを解除する方法
- PIN(ロックNo.)……数字を入力してロックを解除する方法
- パスワード……英数字を入力してロックを解除する方法
- スワイプ……画面を指でスワイプすることでロックを解除する方法
- Smart Lock……パスワードなどとは別に、「信頼できる端末」「場所」「顔」「音声認証」などを利用して、一時的にロックを解除する方法
セキュリティトラブルが起きたときにするべきこと
実際にセキュリティトラブルが起きたときはどうすれば良いでしょうか。スマホに怪しい警告が出たり、スマホを紛失したりしたときにするべきことをまとめました。
怪しい警告が出た場合①:公的機関や携帯電話会社に相談する
インターネット接続をおこなうスマホには、パソコンと同様のさまざまなリスクが存在しています。「フィッシング詐欺」や「ワンクリック詐欺」がその一例です。下記のようなトラブルには、あわてず冷静に対処することが大切です。
- フィッシング詐欺……送信者を偽った電子メールなどを送りつけて偽のWebサイトに接続させ、クレジットカード番号やアカウント情報(ユーザーID、パスワード)などの個人情報を盗み出す行為
- ワンクリック詐欺……Webサイトや電子メールに記載されたURLをクリックすると、一方的に契約成立を宣言され、不当な料金の支払いを求められる行為
まずは、問題のWebサイトのURLをメモしたり、表示されている画面をスクリーンショットで保存したりして、トラブルの経緯を書き出しましょう。そして、最寄りの警察署や警察本部のサイバー犯罪相談窓口に相談してください。
契約している携帯電話会社のセキュリティサービスに加入している場合は、利用できるサービスがあるか確認することも重要です。
怪しい警告が出た場合➁:初期化してIDやパスワードを変更する
スマホに怪しい警告が表示された場合や、怪しいソフトウェアなどを入れてしまった場合には、スマホの初期化も有効です。端末のデータはすべて削除されますが、怪しいソフトウェアもまとめて消去できます。
端末がクリーンな状態になったら、全てのサービスのIDやパスワードを変更し、アカウントの保護に努めましょう。
スマホを紛失した場合:サービスを一時停止(中断)する
スマホを紛失した場合は、まず紛失したと想定される場所を探してみましょう。見つからないときは、警察への遺失届提出をおこないます。盗難が考えられる場合には、警察だけでなく携帯電話会社にも連絡し、サービスを一時停止(中断)しましょう。
なお、iPhoneの「探す」やAndroidスマホの「デバイスを探す」を利用するとスマホの位置情報を検索できる場合もあります。紛失したスマホをリモートからパスコードでロックしたり、音を鳴らしたりすることも可能なため、活用しましょう。
ほかにも、携帯電話会社のセキュリティサービスを利用できる場合があります。
ワイモバイルの「セキュリティパックプラス」で安心してスマホを使おう!
セキュリティに関するスマホのトラブルでは、不正アクセスやウイルス感染が代表的です。公衆Wi-FiやWebサイトにアクセスするときは十分に注意する必要がありますが、個人で逐一確認し、判断していくことにも限界があるでしょう。
自分は大丈夫だと思っていても、実は既に被害に遭っているかもしれません。また、スマホの紛失も日常的にあり得えることです。
ワイモバイルの「セキュリティパックプラス」では、総合的なセキュリティサービスでスマホトラブルの予防と対処をおこなえます。月額料金660円で申し込みが可能です。iPhoneとAndroidスマホでは、適用されるサービス名称と含まれる内容がやや異なります。
機種 | 対象プラン | 対応OS | 適用サービス |
iPhone |
|
全機種対応 | iPhoneセキュリティパックプラス |
Androidスマホ | Android OS 10以上 | スマートフォンセキュリティパックプラス |
サービス内容は、次の通りです。
- セキュリティチェッカー powered by McAfee®(iPhoneのみ)
- スマートセキュリティ powered by McAfee®(Androidスマホのみ)
- 詐欺ウォール / Internet SagiWall
- PCセキュリティ
- 迷惑電話ブロック
- ネットトラブル相談室
- ネットトラブル補償
- 紛失ケータイ捜索サービス
- 安心遠隔ロック(Androidスマホのみ)
- 位置ナビ
- みまもりマップ
上記のうち、今回紹介したトラブルに特化したセキュリティサービスを紹介します。
セキュリティチェッカー/スマートセキュリティ powered by McAfee®
ワイモバイルでは、オンライン保護サービス分野のリーダー企業であるMcAfeeと提携し、悪意ある第三者からの被害を防ぐサービスを提供しています。
iPhone版の「セキュリティチェッカー powered by McAfee®」では、公衆Wi-Fiなどのネットワーク接続時に、不正アクセスやデータ盗聴をはじめとしたさまざまな危険を検知します。Androidスマホ版の「スマートセキュリティ powered by McAfee®」では、ダウンロード済みのアプリやmicroSDメモリカードを介して侵入したウイルスの検知が可能です。また、スマホのバッテリー消費を抑えるバッテリーセーバー機能もついています。
詐欺ウォール / Internet SagiWall
「詐欺ウォール / Internet SagiWall」は、ワンクリック詐欺などのWebの脅威からスマホを守るサービスです。
AI、ブラックリスト、ヒューリスティック(傾向や経験に基づいて予測する方法)の3つの発見的手法で危険なサイトを検知し、アクセスしようとしたときに通知画面を表示します。本物そっくりの偽サイトや請求画面も見逃しません。
迷惑電話ブロック
「迷惑電話ブロック」は、振り込め詐欺などの危険な電話や架空請求詐欺などの危険なSMS(ショートメッセージサービス) を自動で検知し、警告画面で知らせるサービスです。
警告画面は状況によって変わります。例えば、迷惑電話の発着信時には「危険な着信の可能性があります」と表示されます。
また、拒否リストに登録した個別の電話番号からの着信時には「拒否リストに登録した個別の電話番号からの着信です」と表示されるほか、非通知や公衆電話からの着信には「非通知・公衆電話からの着信です」という警告画面も表示されます。
電話帳に登録していない電話番号でも、お店や公共機関の名称は着信/発信時に自動で表示する機能もあり、電話の発着信時により安心して対応しやすくなるでしょう。
ネットトラブル相談室
インターネットを介したトラブルに遭ったとき、または遭っているかもしれないときは、第三者による客観的な判断と対処方法が助けになります。「ネットトラブル相談室」では、いくつかの質問に答えてトラブルに対する相談結果を受け取れます。
また、日常生活で起こるネットトラブルに役立つ記事を読むことも可能です。自分のペースでスマホのセキュリティ知識を高められるでしょう。
紛失ケータイ捜索サービス
スマホの紛失には、個人情報の漏洩やサービス悪用などの多くのリスクが付きまといます。「紛失ケータイ捜索サービス」では、ワイモバイルカスタマーセンターのスタッフ、もしくは自分のパソコンや別のスマホから、スマホのおおよその位置を調べられます。
測位誤差は、基地局測位の場合は数百メートルから数キロメートル、GPS測位の場合は数メートルから数十メートルです。紛失したスマホが電源OFFや圏外の場合も、最後に通信をおこなったおおよその位置を知ることができます。
ほかにも、パソコンに利用できる「PCセキュリティ
」や、家族の位置情報を確認できる「位置ナビ」などがあります。これらのセキュリティサービスを月額料金660円でまとめて利用できる「セキュリティパックプラス」は、たいへんおトクです。
また、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、自社で回線を所有しているので快適かつ安定している通信をおトクに利用できます。
例えば、シンプルSの場合、3GBの高速データ通信が「おうち割 光セット(A)*1」適用で月々基本使用料990円で利用可能です。
次の表は、ワイモバイルの料金プランをまとめたものです。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
月間データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額基本料 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
おうち割 光セット(A)*1適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ通信容量超過時の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
通話料 | 22円/30秒 |
※ 表示価格は特に記載がない限り税込です。消費税の計算上、請求金額と異なる場合があります。
※ 記載は規格上の最大通信速度であり、通信環境・状況により変動します。
*1 SoftBank 光/SoftBank Airの契約要。【加入例】SoftBank 光 ファミリーの場合、月額基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要。詳しくはこちら)。通話料・端末代別途要 家族割引サービスとおうち割光セット(A)は併用不可。
〇通話従量制のサービスです。国内通話は30秒につき22円かかります。国際ローミング・国際電話(海外への通話)・0570等から始まる他社が料金設定している電話番号への通話料・番号案内(104)などは、当該通話料の対象外です。国内SMSは送信文字数に応じて1回あたり3.3~33円です。詳細は当社約款等をご確認ください。◯当月ご利用のデータ通信量が規定容量(3GB/15GB/25GB)とデータ増量オプションで追加されたデータ容量(データ増量オプション加入者のみ。2GB/5GB/5GB)の合計を超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について、シンプルSは最大300kbps、シンプルM/Lは最大1Mbps)を行います。通常速度に戻す場合は、0.5GBごとに550円の追加料金が必要です。通常速度に戻すお申し込みは、お客さまご自身でMy Y!mobile等からお申し込みが必要です。〇契約事務手数料3,850円、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が別途かかります。〇価格は税込です。
ワイモバイルの料金プランについて詳しくはこちら
まとめ
本記事では、スマホトラブルの種類や対処法、実践できるセキュリティ対策を紹介しました。スマホの利用には、ウイルス感染や不正利用、個人情報の漏洩など多くのリスクが付きまとうため、多方面からのセキュリティ対策が必要です。
セキュリティを向上させる方法は、OSを常に最新バージョンにアップデートする、2段階認証を利用する、スマホ本体には画面ロック機能を利用するなど、身近な方法もあります。ぜひ、本記事を参考にしながら実施しておきましょう。
また、携帯電話会社のセキュリティサービスを利用することもおすすめします。ワイモバイルの「セキュリティパックプラス」では、インターネットを介するトラブルや、スマホの紛失によるサポートもまとめておこなっています。ぜひこの機会にご検討ください。