iPhoneのストレージにある「システムデータ(その他)」とは?減らし方や容量を圧迫しないための方法を紹介

iPhoneの「設定」でストレージを確認すると、「システムデータ」や「その他」という項目があります。
本記事では、iPhoneのストレージにある「システムデータ」や「その他」とは何なのか具体的に解説した後、これらのデータの容量を減らす方法を紹介します。
「システムデータ」や「その他」がiPhoneのストレージを圧迫している場合は、ぜひ参考にしてください。
目次
iPhoneのストレージの確認方法は?
iPhoneのストレージは、「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」の順に選択すると確認できます。
※画像はiPhone SE(第2世代)iOS 16.2の場合

「iPhoneストレージ」では、App、iOS、写真、メディアなどの項目とともに、「システムデータ」または「その他」の項目が確認できます。以前は「その他」という名称で表示されていましたが、iOS 16などでは「システムデータ」と表示されるようになっています。
さらに、下の方にスクロールすると各アプリでの使用容量も確認でき、一番下までスクロールするとシステムデータの使用容量も確認できます。

iPhoneのストレージの「システムデータ(その他)」とは
iPhoneのストレージを確認したときに表示される「システムデータ」または「その他」には、以下のデータが含まれています。
- 削除できないログやキャッシュ
- Siri の音声、フォント、辞書などの削除できないデータ
- Spotlight のインデックス
- キーチェーンや CloudKit データベース
キャッシュとは、アプリやシステムが一時的に保存しておくデータのことです。データを一時保存しておくことで、再度アクセスする際に素早く読み込みができるようになります。
キャッシュは、WebブラウザなどのアプリからiOSシステムに関するものまで幅広く存在します。例えば、Webブラウザのキャッシュは、Webページの画像やファイルを端末に保存することで、再度同じページを読み込む際に素早く表示できるようにしています。iOSシステムのキャッシュには、システムアップデートの際のダウンロードファイルなどが含まれています。
また、Siriの音声、フォント、辞書、アプリのアイコンやボタン、背景などのグラフィックデータやサウンドエフェクトなどの削除できないデータも、「システムデータ」や「その他」の項目には含まれています。
Spotlightは、iOSやmacOSに搭載されている検索機能で、Spotlightで検索をする際に使用するデータベースをインデックスといいます。インデックスを活用することで、Spotlightは特定のフォルダやデータを素早く検索することができます。
キーチェーンもmacOSやiOSに搭載されているデータベースの一つで、パスワードや認証情報などの重要な情報を安全に管理しています。
CloudKitデータベースもmacOSやiOS特有の機能で、ユーザーの情報やファイル、各種設定などのデータをクラウド上に保存しています。これにより、複数のデバイス間でデータを同期・共有できる仕組みになっています。
このように、特定のカテゴリに分類できないデータが「システムデータ」や「その他」に含まれています。
iPhoneのストレージの「システムデータ(その他)」を減らす方法
「システムデータ」や「その他」で使用されているデータ容量を減らす方法としては、主に次の3つが挙げられます。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
- 端末を再起動する
- Safariやアプリのキャッシュを削除する
- 端末を初期化する
端末を再起動する
端末を再起動することで、キャッシュの一部を削除できます。
iPhone X以降の機種(ホームボタンの無い機種)は、以下の手順で再起動できます。
- 片方の音量調節ボタンとサイドボタンを長押し
- 画面に表示されたスライダをドラッグし、電源が切れるまで待つ
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして電源を入れる
iPhone 6、7、8、SE (第2または第3世代)の再起動は、以下の手順でできます。
- サイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押し
- 画面に表示されたスライダをドラッグし、電源が切れるまで待つ
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして電源を入れる
Safariやアプリのキャッシュを削除する
Safariやアプリのキャッシュを削除することで「システムデータ」や「その他」を減らすことができます。
Safariのキャッシュは「設定」>「Safari」>「履歴と Web サイトデータを消去」で削除できます。
アプリのキャッシュは、アプリの再インストールで削除できます。アプリのアイコンを長押しして「Appを削除」で削除した後に、Appストアからアプリを再インストールしてみてください。注意点として、ログインが必要なアプリの場合、再インストール後にログインが求められることがあるため、事前にメモを取っておくと安心です。
端末を初期化する
上記の2つを試しても「その他」の容量が減らない場合には、端末を初期化してデータを復元する方法も有効です。
「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を削除」の順にタップし、パスコードと Apple IDのパスワードを入力するとiPhoneの初期化ができます。後は、初期設定の中で「iCloudバックアップから復元する」をタップすれば、復元ができます。
なお、この方法でデータを復元するには、初期化する前にバックアップを作成する必要があります。バックアップを作成するには、Wi-Fiに接続した状態で「設定」>「ユーザ名」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」の順にタップしてください。
iPhoneのストレージを圧迫しないための工夫

iPhoneのストレージを圧迫しないための方法としては、主に以下があります。
- 写真や動画をクラウドストレージに保存する
- 使っていないアプリを削除する
- 不要なコンテンツをこまめに整理する
写真や動画は、クラウドストレージのiCloudに保管できます。「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「写真」の順にタップして「この iPhoneを同期」をオンにすると、iCloudに写真や動画を保存できます。
iCloud以外にもクラウドストレージのサービスはあるので、併せて検討してみると良いでしょう。例えば「Yahoo!かんたんバックアップ」では、5GBのバックアップ容量がだれでも無料で利用できます。さらにLYPプレミアム会員は、無制限にバックアップが可能です。
また、ストレージが足りないときはアプリの削除でもストレージを確保できます。容量の大きいゲームアプリなどを中心に、使っていないアプリの削除を検討しましょう。
その他、不要なコンテンツの削除もストレージを確保するためには有効です。各アプリ内でダウンロードしたコンテンツや「ファイル」アプリ内の不要なファイルを整理しましょう。
ワイモバイルでは「Yahoo!かんたんバックアップ」が無制限に使える!
ワイモバイルでは、LYPプレミアム会員の特典が利用できます。特典の一つである「Yahoo!かんたんバックアップ」を使えば、データを無制限にバックアップできます。iCloud以外も利用したいと考えている方にはおすすめです。
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ワイモバイルの料金プランは、次の通りです。おうちのネット(「SoftBank 光」や「SoftBank Air」)とのセット割引の「おうち割 光セット(A)」が適用でき、インターネットとセットでおトクにスマホが使えます。「シンプル2 S」では「おうち割 光セット(A)」および、PayPayカード支払いで割引になる「PayPayカード割」適用でスマホを月額基本料 税抜980円(1,078円)で利用できます。
シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L | ||
月間データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB | |
月額基本料 | 税抜 2,150円 (2,365円) |
税抜 3,650円 (4,015円) |
税抜 4,650円 (5,115円) |
|
月額割引 | SoftBank 光・SoftBank Airに加入で
おうち割 光セット(A)★ |
税抜 -1,000円 (1,100円) |
税抜 -1,500円 (1,650円) |
税抜 -1,500円 (1,650円) |
PayPayカード支払いで
PayPayカード割 |
税抜 -170円 (187円) |
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割引後の月額基本使用料 | 税抜 980円 (1,078円) |
税抜 1,980円 (2,178円) |
税抜 2,980円 (3,278円) |
|
総データ利用量★★が 1GB/月以下の場合 |
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税抜980円 (1,078円) |
税抜980円 (1,078円) |
|||
通話料(一部対象外通話あり) | 税抜20円(22円)/30秒 |
※端末代別途要
★ 【加入例】
SoftBank 光 ファミリーの場合、基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要。)。「家族割引サービス」と併用不可。
★★ 総データ利用量は、くりこし分の利用量と規定容量の利用量の合計です。
【シンプル2 S/M/L】
●1GB以下利用時、シンプル2 Mの場合1,100円/月、シンプル2 Lの場合2,200円/月割り引きます。 ●国内通話は30秒につき22円かかります。国際ローミング・国際電話(海外への通話)・0570等から始まる他社が料金設定している電話番号への通話料・番号案内(104)など、一部対象外の通話があります。●国内SMSは送信文字数に応じて1回あたり3.3~33円です。詳細は当社約款等をご確認ください。●当月ご利用のデータ通信量が規定容量(4GB/20GB/30GB)とデータ増量オプションで追加されたデータ容量(データ増量オプション加入者のみ。(2GB/5GB/5GB)の合計を超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について、シンプル2 Sは最大300kbps、シンプル2 M/Lは1Mbps)を行います。更に規定容量の半分(2GB/10GB/15GB)を消費した場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について最大128kbps)を行います。●契約事務手数料3,850円、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が別途かかります。
【おうち割 光セット(A)】
●固定通信サービス1回線につき携帯電話回線(スマートフォン/ケータイ/タブレット/モバイルWi-Fiルーター)最大10回線まで適用。 ●シンプルS/M/Lは毎月1,188円割引、スマホベーシックプランS/M/R/L、データベーシックプランL、Pocket WiFi®プラン2(ベーシック)、スマホプランS、データプランL、Pocket WiFi®プラン2は毎月550円割引、スマホプランM/Rは毎月770円割引、スマホプランLは毎月1,100円割引します。●「家族割引」、「光おトク割」、「おうち割 光セット(A)申込特典」との重複適用はされません。●SoftBank 光 自動更新なしプランは対象外。
【PayPayカード割】
●適用条件:請求締日時点で、PayPayカードが、ご利用料金のお支払い方法として適用されているとき。 ●PayPayカードゴールド/家族カードも対象です。 ●請求代行サービスを利用している場合、適用されません。 ●割引対象料金プランの基本使用料が日割となる場合、本割引サービスの割引額は日割となります。 ●譲渡・承継又は解約された場合等は、前請求月で割引は終了します。
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まとめ
iPhoneのストレージの「システムデータ(その他)」には、キャッシュデータなどのシステムデータが含まれます。iPhoneのストレージの「システムデータ(その他)」を減らす方法には、端末の再起動、Safariやアプリのキャッシュの削除、端末の初期化などがあります。
また、「Yahoo!かんたんバックアップ」をはじめとするクラウドストレージも、ストレージの整理には有効です。なお、ワイモバイルでは、LYPプレミアム会員の特典で「Yahoo!かんたんバックアップ」が無制限で利用可能でおすすめです。
ぜひストレージの「システムデータ(その他)」の概要や使用容量を減らす方法を理解して、上手にiPhoneのストレージを管理していきましょう。