eSIMとは?SIMカードとの違いやメリット・注意点を分かりやすく解説

「最近、スマホの契約でeSIMという言葉を聞くことがあるけれども、実際どのようなものなのだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
eSIMは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMを利用して、スマホの契約ができるものです。eSIMを利用することで、オンライン契約でも最短当日から通信・通話の利用を開始できます。
本記事では、eSIMとはどのようなものなのか、eSIMのメリット・注意点などを分かりやすく解説します。
eSIMとは?SIMカードとの違いは?
SIMは、「Subscriber Identity Module」の略で、日本語では加入者識別モジュールと訳されます。
「SIMカード」は、加入者を識別するための加入者情報(電話番号や識別ID)などが記録されている小型のICカードで、スマホの中に契約先携帯電話会社のSIMカードをセットすることで通信できるようになります。
SIMカードについてはこちら
一方で、eSIMは、スマホ本体にあらかじめ埋め込まれた本体一体型のSIMです。「embedded Subscriber Identity Module」の略で、「embedded」には「組み込み式」や「埋め込み式」の意味があります。
eSIMでは、スマホ本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を書き換えるだけで、SIMカードの抜き差しと同じ役割を果たします。
ワイモバイルで2021年3月から、ソフトバンクで2021年7月からeSIMのサービス提供が開始されるなど、国内でもeSIMが利用できるキャリアが増えてきています。また、総務省も、2021年8月10日に「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」を策定するなど、積極的にeSIMの普及を推進しています。
eSIMとSIMカードどちらがオススメ?
eSIMとSIMカードの違いをまとめると、以下の通りです。
eSIM | SIMカード | |
使い方 | 本体に内蔵されたSIMを使う (SIMの差し替えが不要) |
スマホにSIMカードを挿入して使う |
オンラインでの申し込みから 利用開始までの期間 |
最短当日に利用を開始可能 | 郵送のために日数がかかる |
対応機種 | SIMカードと比較して 対応機種が少ない |
ほとんどのスマホが対応 |
eSIMは、オンライン申し込みでも最短当日に利用開始できることが大きなメリットです。店頭に行くのが面倒くさいけど早く利用開始したいという方におすすめです。ある程度スマホの操作や設定の知識があり、申し込み後すぐに利用を始めたいという方はeSIMを選ぶと良いでしょう。
一方でSIMカードは、のりかえの際にのりかえ先のSIMカード(物理的なカード)を差し替える必要がありますが、利用開始のための設定などがeSIMに比べてシンプルなのが特徴です。
のりかえの際などに「eSIMかSIMカードどちらにするか」を専門スタッフに相談しながら行いたい方は、店舗での対面サポートがあるブランドを選ぶのがおすすめです。
eSIMを使うメリット

eSIMを使うメリットとしては、以下の3つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- オンラインで最短で当日に開通できる
- SIMカードの差し替えがいらない
- eSIM対応機種ならデュアルSIMも使える
オンラインで最短で当日に開通できる
SIMカードとeSIMの申込み方法は店舗またはオンラインがあり、SIMカードをオンラインで申し込む場合、郵送のために数日を要します。
一方で、eSIMなら郵送の手続きは不要なため、オンラインで契約の申し込みをする場合でも、申し込み後に、契約者情報のプロファイルをダウンロードするなどの初期設定をおこなうことで、最短当日に回線が開通し、利用を開始できます。開通までにかかる時間はキャリアごとに異なりますが、ワイモバイルの場合、eSIMは申し込みから最短1時間で利用を開始できます*1。
*1 最短1時間で利用開始可能なのはeKYC(electronic Know Your Customerの略、オンライン本人確認システム)を利用して本人確認をした場合です。
SIMカードの差し替えがいらない
eSIMを利用すると、SIMカードの挿入や交換などの作業が必要なくなります。この点は、SIMカードの差し替えが自分でできるか不安な方や、少し面倒に感じている方にも嬉しいメリットです。
対応機種ならデュアルSIMも使える
対応機種の場合、eSIMとSIMカードを併用するデュアルSIMも可能です。
デュアルSIMは、1台のスマホに、2つのSIMをセットして2つの電話番号や通信回線を使える機能です。電話番号や通信回線を仕事用とプライベート用に使い分けしたり、2つの通信契約を上手に組み合わせてスマホ料金を節約したりと、幅広い使い方ができます。
また、デュアルSIMを利用して予備の回線を契約しておけば、万一の通信障害への備えにも役立ちます。
iPhoneの場合は、iPhone XS/XS MaX・XR以降のモデル、Androidも「Google Pixel 6」「Google Pixel 6 Pro」「Galaxy S21 ultra 5G」などがeSIM対応機種となります。
デュアルSIMについてはこちら
eSIMを使うときの注意点
便利なeSIMですが、利用する上で事前に確認しておきたいデメリット・注意点もあります。
- 契約するプランがeSIMに対応しているかは確認が必要
- eSIM対応のスマホが必要
- 機種変更にはSIMの再発行手続きが必要
契約するプランがeSIMに対応しているかは確認が必要
携帯電話会社や料金プランによっては、eSIMに対応していないものもあります。契約を検討しているブランドが、eSIMに対応しているかは事前に確認しておくと良いでしょう。
eSIM対応のスマホが必要
SIMカードはほとんど全ての機種が対応していますが、eSIMには対応をしていない機種もあります。今使っているスマホのまま、eSIMの導入を検討している方は、お持ちのスマホがeSIMに対応しているか事前に確認しましょう。
スマホごとのeSIMへの対応状況については、メーカーの製品ページのスペックや仕様に関するページなどで確認できます。
機種変更にはSIMの再発行手続きが必要
eSIMを利用していて、使っているスマホを別のスマホに変更する場合には、オンラインや、店舗でeSIMの再発行手続きが必要です。その際には、手数料が発生する場合もあります。
SIMカードなら、基本的に機種変更はSIMカードの差し替えのみで済みます。eSIMの場合は、機種変更の際に少し手間がかかる点は理解しておきましょう。
なお、SIMカードの場合、サイズが違う機種へ変更する際は、SIMカードの差し替えとともに、SIMカードのサイズ変更が必要な場合があります。
ワイモバイルははじめてのeSIMもおトクに!
ワイモバイルはeSIMに対応しており、おトクになるプランを提供中です。料金プランは、シンプルS/M/Lの3つで、3GBの高速データ通信が「おうち割 光セット(A)*2」の適用で月額990円から利用可能です。
次の表は、ワイモバイルの料金プランをまとめたものです。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |||
月間データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB | ||
月額基本料 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 | ||
おうち割 光セット(A)*2適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 | ||
データ通信容量超過時の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps | ||
通話料 | 22円/30秒 |
※ 表示価格は特に記載がない限り税込です。消費税の計算上、請求金額と異なる場合があります。
※ 記載は規格上の最大通信速度であり、通信環境・状況により変動します。
*2 SoftBank 光/SoftBank Airの契約要。【加入例】SoftBank 光 ファミリーの場合、月額基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要。詳しくはこちら)。通話料・端末代別途要 家族割引サービスとおうち割光セット(A)は併用不可。
〇通話従量制のサービスです。国内通話は30秒につき22円かかります。国際ローミング・国際電話(海外への通話)・0180、0570等から始まる他社が料金設定している電話番号への通話料・番号案内(104)などは、当該通話料の対象外です。国内SMSは送信文字数に応じて1回あたり3.3円~33円です。詳細は当社約款等をご確認ください。◯当月ご利用のデータ通信量が規定容量(3GB/15GB/25GB)とデータ増量オプションで追加されたデータ容量(データ増量オプション加入者のみ。2GB/5GB/5GB)の合計を超えた場合、当月末までデータ通信速度の低速化(送受信時について、シンプルSは最大300kbps、シンプルM/Lは最大1Mbps)を行います。通常速度に戻す場合は、0.5GBごとに550円の追加料金が必要です。通常速度に戻すお申し込みは、お客さまご自身でMy Y!mobile等からお申し込みが必要です。〇契約事務手数料3,300円、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が別途かかります。〇価格は税込です。
ワイモバイルの料金プランについて詳しくはこちら
また、ワイモバイルではeSIM対応機種の取り扱いもあり、端末とeSIMをセットで契約することも可能です。
新たにeSIM対応のスマホを入手したい方も、ワイモバイルでeSIM対応機種を購入できます。
ワイモバイルオンラインストアでは、おトクな機種代金の割引もあります。
eSIMの契約を考えている方は、おトクな料金プランがあり、最短1時間で開通可能*3 なワイモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。
*3最短1時間で利用開始可能なのはeKYC(electronic Know Your Customerの略、オンライン本人確認システム)を利用して本人確認をした場合です。
まとめ
本体一体型のSIMである「eSIM」を利用すると、オンラインからの申し込みで、最短当日に通信・通話が使えます。
また、SIMカードとeSIMを組み合わせることで、仕事用とプライベート用で電話番号や回線を使い分けたり、通信障害に備えたりすることが可能です。
eSIMの取扱がある携帯電話会社を検討している方は、ワイモバイルをぜひご検討ください。