2026年6月5日掲載
社用携帯の導入や更新を検討する際、「今の時代にあえてガラケーを選ぶのはどうなのか?」と迷われるかもしれません。
スマートフォンが主流となった現在でも、電話が頻繁な業務では、あえてガラケーが選ばれています。しかし、DX化が進む現代では、ガラケーの機能制限が全体の業務効率化を阻む原因になり始めているのも事実です。
この記事では、社用携帯としてガラケーを導入するメリットやデメリット、そしてスマートフォンとの比較ポイントについて解説します。
読み終わるころには、自社の業務スタイルにとって、「ガラケーが正解なのか」「スマホにすべきなのか」が判断しやすくなり、自社に合った選択を検討しやすくなります。

スマートフォンが普及した現代において、なぜ今でもガラケーを社用携帯として選ぶ企業があるのでしょうか。その理由は単なる「安さ」だけではありません。業務への集中力向上やセキュリティ対策など、企業にとって実務的なメリットがあるからです。ここでは、社用携帯にガラケーを選ぶべき主な理由を紹介します。
ガラケーの強みは、そのシンプルな機能性にあります。デバイス操作に気を取られることなく、目の前の業務に専念できる環境を維持しやすいのが特徴です。また、物理ボタンによる操作は手袋をしたままでも確実に行えるため、頻繁な電話の発着信を求められる現場では、スマートフォンよりも迅速かつ確実に基本動作を行えます。このように、音声通話が主軸となる業務スタイルにおいては、迷いのない操作感によって一定の生産性を確保することが可能です。
企業にとって通信コストの最適化(削減)は重要な課題です。かつては「ガラケーなら端末も料金も格安」というイメージが一般的でしたが、現在は端末の高性能化(4G対応)により、本体価格においてスマートフォンと大きな差がなくなってきています。
一方で、ランニングコストについては、データ通信をほとんど行わず「通話専用」のプランを組み合わせることで、月額費用を抑えた運用ができる場合があります。特に外出が少なく、社内や現場での電話連絡が中心となる従業員が多い場合、固定費を抑えた運用につながります。
社用携帯を紛失した際の情報漏洩リスクも、ガラケーの方が相対的に低くなります。スマートフォンは社内システムへのアクセス権限や大量の顧客データ、チャット履歴などを端末内に保持しやすい一方、ガラケーは扱えるデータ量が限られています。もちろん、電話帳データの管理には細心の注意が必要ですが、流出する情報の「種類」をあらかじめ限定できるという点は、セキュリティポリシーを策定する上での検討材料の一つとなります。そのうえで、万が一の紛失に備え、MDMを導入して紛失時の遠隔ロックやデータ消去といったセキュリティ対策を実施することが重要です。
ビジネスの現場では「充電切れ」や「故障」が業務遅延に直結します。ガラケーは画面が小さくバックグラウンド処理も少ないため、一度の充電で数日間稼働することも珍しくありません。また、折りたたみ式の形状は液晶画面を保護する役割も果たしており、落下時の破損リスクがスマートフォンに比べて格段に低いです。建設現場や工場、物流など、過酷な環境で働く現場社員にとって、このタフさと電池持ちの良さは特に重宝されています。

ガラケーにはたくさんのメリットがある一方で、今の仕事のやり方には合わない部分もあります。『いざ使い始めてみたら不便だった……』と後悔しないためにも、何ができて何ができないのか、確かめておきましょう。
現代のビジネスコミュニケーションでは、電話やメールだけでなく、チャットツール(ビジネス用途ではLINEWORKSなど)の活用が一般的になっています。しかし、多くのガラケーではこれらのアプリが利用できない、あるいは利用できたとしても操作性が著しく悪いという課題があります。社内の連絡手段がチャットツールに統一されている場合、ガラケーを持つ社員だけ連絡が取りづらくなる「コミュニケーションの分断」が起きる可能性があります。
ガラケーの画面サイズはスマートフォンの半分以下であることがほとんどです。そのため、外出先で取引先から送られてきたPDFの資料をチェックしたり、Webサイトで情報を調べたりするのは、不便に感じる場面があります。また、地図アプリ(Googleマップなど)の閲覧も快適とは言えず、訪問先へのルート検索をスムーズに行えない場面も出てきます。外出先で細かい文字情報を扱う頻度が高い職種の場合、この視認性の低さは負担につながることがあります。
現代の多くの企業向けクラウドサービス(名刺管理、経費精算、勤怠管理など)は、「スマホアプリで使うこと」を前提に開発されているため、ガラケーのWebブラウザでは正しく表示されなかったり、アクセスできなかったりする不都合が生じます。 全社的にDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、モバイル端末を活用して業務効率化を図ろうとする場合、ガラケーではなくスマートフォンが適しています。
メリットとデメリットを比較した上で、自社に最適な端末を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。結論から言えば、選択肢は「誰が、どのような業務で使うか」によって異なります。ここでは、判断の基準となる具体的なケースを紹介します。
建設業、運送業、警備業、工場勤務など、業務中の連絡手段が「音声通話」に特化している場合はガラケーが最適です。これらの現場では、軍手を着けたまま操作したい、多少雑に扱っても壊れない端末がよい、充電を気にせず長時間持ち歩きたいといったニーズが優先されます。ITツールによる連携よりも、緊急時に確実に電話がつながる信頼性が求められるため、シンプルで頑丈なガラケーがベストな選択肢となります。
営業職やコンサルタントなど、外出先で頻繁にチャット返信を行ったり、PDF資料やWebサイトをチェックしたりする職種には、スマートフォンが心強い味方になります。これらの業務をスマートフォンの大画面や素早い操作性で行うことで、レスポンスの速さが求められる現代のビジネスでも、よりスムーズでスピーディーな対応が可能になります。また、テザリング機能を使ってPCをネットにつなぐ機会が多い場合も、スマートフォンなら扱いやすく快適に接続できます。
とにかく通信費を下げたい場合、データ通信を必要としない業務に限定してガラケーを導入するという選択肢があります。しかし、通信費を抑えられても、それによって社員の業務効率が落ちて残業が増えてしまっては本末転倒です。単なる月額料金の安さだけでなく、スマホを導入することで得られる「業務スピードの向上」や「DX化の推進」にどれだけの価値があるかを検討することが大切です。
また、すべての社員を一律にする必要はありません。部署や職種ごとに、通話メインの現場はガラケー、情報共有が多い部署はスマホといった「ハイブリッド運用」も、コストと効率を両立させる方法の一つです。
ワイモバイルならスマホで通信費削減も可能に
「通信費を最小限に抑えるため、社用携帯にはガラケーを選んでいる」という企業のご担当者様。実は、ワイモバイルの法人向けスマートフォンなら低廉な料金で導入することができ、ご契約中のガラケーの料金よりも月額コストを抑えられるケースもございます。
ワイモバイルでは、ソフトバンクの高品質な自社回線はそのままに、毎月の通信コストを最適化する法人プランをご用意しています。「コスト削減のためにスマートフォンを諦める」のではなく、「コストを抑えながらスマートフォンの利便性を導入する」ことで、チャットツールや各種業務アプリの活用による「生産性の向上」を同時に実現できます。
現場の運用に合わせて通話特化型のケータイ(ガラケー)もお選びいただけます。自社の使い方でどれくらいコストが最適化されるのか、ぜひ一度お見積もりやプラン比較の材料としてご検討ください。
結論からお伝えすると、現在販売されている4G対応機種であれば問題なくご利用いただけます。
「ガラケー終了」というニュースは、正しくは「3G回線(古い通信規格)のサービス終了」を指しています。auは2022年、ソフトバンクは2024年に終了しており、ドコモも2026年3月に終了しました。現在市場で販売されているガラケーのほとんどは、スマートフォンのような中身(Androidベース)を持ちながら、ガラケーの形状と操作性を維持した「4Gケータイ(通称:ガラホ)」です。現在のケータイは4GLTE回線を使用しているため、3G終了の影響を受けず、今後も継続してご利用いただけます。

最後に、実際にガラケー(4Gケータイ)の機種を選定する際に確認しておくべきポイントを紹介します。カタログスペックだけでなく、現場での運用を想定した機能選びが失敗を防ぐ鍵となります。
屋外作業をしながらケータイを持ち歩く場合、落としたり汚れることもあるためケータイ本体の耐久性は確認しておいたほうが良い項目です。機種によっては、米国国防総省の調達基準(MIL規格)に準拠した高い耐衝撃性能を持つものや、汚れたらハンドソープで丸洗いできる防水性能を持つものがあります。また、バッテリーの交換が可能かどうかも確認しましょう。予備バッテリーを用意しておけば、充電切れを心配せずにすみます。
通話頻度が高い(電話をかけることが多い)人は通話定額オプションを検討しましょう。通話かけ放題や、1回の通話で5分以内なら無料のオプションプランが選べ、毎月の費用を定額化することができます。
シンプルな連絡に強いガラケーと、多彩な業務をこなせるスマートフォン、それぞれの特性を理解し、業務内容に合わせて適材適所で選ぶことこそが、生産性向上の近道です。この記事が、自社にとって最適な一台を見つけるヒントになれば幸いです。
ワイモバイル法人オンラインストアでは、防水・耐衝撃性に優れたタフなケータイ(ガラケー)はもちろん、コストパフォーマンスに優れたスマートフォンまで、ビジネスに最適な端末を豊富に取り揃えております。ぜひ以下のリンクより、自社にぴったりのラインナップをご確認ください。
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